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開放型磁気シールドシステム
仕組み
これまで、磁気をシールドするには、「板状の磁性材料」で磁気を発生する部屋を密閉する方法が取られて来ました。開放型磁気シールドは、磁力線にあわせた方向に「帯状の磁性材」を組み並べてシールドする全く新しいシステムです<特許申請中>
◇シールドスティック: 磁気鋼板で磁気をシールド
・1/30〜1/100に低減。
・磁気鋼板(0.0035mm厚)の積層枚数(10〜30枚程度)と配置間隔で遮蔽性能を決定。
◇電波シールドガラス:
電波シールド金属メッシュで電波のシールド:
一層で60デシベル[dB]以上(1/1000)のシールド効果
◇シールドドアー:
シールドゴム、シールドフィンガー、移動式電磁鋼板などの仕組みを内蔵しシールド壁と一体に機能し出入り口での磁気と電波をシールド
性能:在来式との比較
磁束密度測定結果比較
測定位置
開放型方式
在来密閉型方式
非遮蔽
(シールドなし)
性能比
電磁源側点
0.002mT
0.028mT
0.333mT
14.0
電磁源頂点
0.015mT
0.116mT
4.052mT
7.7
特徴
◇透視性の確保
MRI室では、医療側(医師、技師)の安全性の確認、受診者側の心理的
圧迫感の軽減
◇省スペース
壁圧をスリム化、効率的有効スペースを実現
◇高い意匠性
外光の取り入れや、明るく開放的な空間の創造
◇軽量化
シールド性能の高いスティック活用による鋼材の少量化
◇機器更新の容易性
搬出入口のパネル化による将来機器更新工事の簡便化、工事コスト低減化
応用例
・MRI室
・高圧変圧器(シールドガラスなし、オープンエアーの磁気シールド)
商品説明ガイダンス
開放型磁気シールドシステム
仕組み
性能
特徴
応用例
シースルー型MRI
特徴
導入実績
商品お問合せ
シースルー型MRI
商品概要説明
日々進歩する医療技術。そのなかでも画像診断技術は,病気の早期発見と治療を可能にする大きな武器となっている。
CT(コンピュータ画像断層撮影),MRI(磁気共鳴映像装置),PET(陽電子放射断層撮影)といった言葉は多くの人が耳にしているだろう。一方で,こうした装置での受診を経験した人は、あの密室のような空間に抱いた不安感や圧迫感を思い出すかもしれない。そんなイメージを覆すMRI室が,2004年春に誕生した。世界初のシースルー型
MRI室
である。ガラス張りの明るい部屋を実現させたのは,厚さ20mmのスティックだった。
特徴
・
See-Thorugh
窓が開けられるため、開放的で自然光のあふれる明るい部屋が実現します。操作室とMRI室を大きなガラス面にできるため視認性が高まり、安全確認が行いやすくなります。
・
Quality
シールドスティックとガラスの間には薄い金属メッシュが貼られており、電波シールドを行うと同時に二重ガラスの空気層は、騒音や振動の緩和にも効果を発揮します。
・
Desigh
シールドスティックは色や形状を自由に変えることが可能です。ガラスに装飾を施すこともでき、デザイン性も向上します。半透明のガラスを用いてプライバシーを守ることも容易です。
・
Reform
シールドスティックと電波シールドは脱着式のため、MRI装置の交換時は簡便な工事で済みます。改修コストを大幅にダウンできます。変電設備などでの導入も可能です。
導入事例
世界初シースルー型MRI室 「人間ドックセンター」
(岩手県盛岡市 )
世界初のシースルー型MRI室が登場したのは,岩手県盛岡市に完成した「人間ドックセンター」である。この医療施設は,入院ではなく検診を目的としているため,受診者の抵抗感や心理的圧迫感を取り除くことを第一に考え,新しい技術を採用したという。
「磁気共鳴画像」を意味するMRI(Magnetic Resonance Imaging)は,強力な磁場内に人体を置き,電波を加え,水素原子核を共鳴させることで画像をつくる技術である。水分が70%を占める人体のなかの水素原子の動きをとらえ,病態を画像化するのだ。
MRI室では,装置から発生する磁気を外部に漏らさないために,そして周囲の電磁波から装置を保護するために,磁気と電波の遮断が不可欠だ。磁気は人体への直接的な影響はないといわれているが,病院内のさまざまな精密機器に誤作動を与えるからである。磁気は電波と違って反射しにくく,遮断しにくい。そのために,磁気を引きつける役割を担う特殊な「磁性材料」という金属板で部屋全体を囲い込むことになり,小さな監視窓だけの密閉空間となっていた。
今回のシースルー型MRI室では,金属板で覆うのではなく,帯状の磁性材「シールドスティック」を並べ,磁気を封じ込めるのである。この技術は鹿島が開発した基本技術をベースに,鹿島と新日本製鐵が共同研究を行って実用化したものである。具体的には,厚さ20mm・幅85mmのスティックを間隔を開けて配置し,2枚のガラスで挟んでいるため,開放的な空間を形成できる。ガラス越しに操作室があり,検査スタッフや家族の姿が見えることになる。
“面”から“線”への転換による“明るいMRI室”の誕生である。性能面のクリアという点では,厚生労働省の定める漏洩磁気の基準が5ガウス以内であるのに対し,このMRI室では1ガウス以下に低減することが確認されている。さらに,2重ガラスの空気層で騒音や振動の緩和にも効果を発揮する。
開放的なMRI室は,受診者に安心感をもたらすのはもちろん,検査スタッフの職場環境の飛躍的な改善も期待できる。従来は地下に設けられることが多かったが,設置の自由度が大幅に高まるのだ。
その上,シールドスティックは色や形状を自由に変えることが可能で,空間のデザイン性も向上する。ガラスに装飾を施すこともでき,半透明や不透明のガラスを用いてプライバシーを守るなど,さまざまな空間構成が実現できる。
今回の「開放型磁気シールド」は,医療現場に新たな風を吹き込むだけでなく,現代社会を形成する電磁波環境のアメニティにさまざまな可能性を感じさせるのである。
そのため、MRI装置の交換時は簡便な工事で済みます。改修コストを大幅にダウンできます。
MRI室の内部。
右手にシールドガラス面、その奥が操作室となる。左手のガラス面は外部に接するほか、手前もガラス面となり、開放的で自然光のあふれる明るい部屋が実現した。また、数年後とのMRI装置の交換の際には、部屋の改修は一面ガラス壁を取り替えるだけの簡便な工事で済むため、改修コストを大幅にダウンできる。
磁気シールドの原理。
従来型:金属板で全面をシールドする密閉型
新しいシースルー型:帯を並べてシールドする開放型
開放型磁気シールドのディテール。
シールドスティックは磁性材、ガラスには電波シールドのために金属メッシュが貼られる
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